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フランスに行ってみたい「パリからのおいしい話」

「フランス料理は敷居が高い。」

多くの人がフランス料理に対するイメージを問われたら、答えるだろう。

しかし、この本で紹介されている「おいしい話」を見れば、そのイメージはひっくり変えると思う。

フランスを代表する料理をひとつあげるとすれば、それは何だろう。と、聞かれたら、私は迷うことなく、

ポ・ト・フと答える。

パリからのおいしい話 フランス料理の王様ポ・ト・フ より

みなさんはポ・ト・フを食べたことがあるだろうか?

食べたこがない人は、まず食べてみてほしい。

というより、作ってみてほしい。

むろん、この本に書いてある作り方で。

きっと、心から満足することだろう。

私は、この本を読みながら、いかに私がフランス料理を理解していないか、それを感じた。

どこの国の料理にも言えることだが、外国の人間が知れるその国の料理など、本の1ページにも満たない。

その国の料理を知りたいなら、1ヶ月は住んでみないと、その一文もわからない。

まして、本質である家庭料理など数年以上、暮らしてみなければ分かりはしない。

そんな本質である家庭料理が、廃れつつある。

なんとも、難しい時代になったものだとしみじみ思う。

そう思いつつ、ポ・ト・フに憧れながら、味噌汁と白米で飯を食う日々に感謝する。

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